水平抵抗性 horizontal resistance

圃場における病害は
 単一種の密植による天敵の繁殖を誘発して重大な被害をもたらす。
 その対策として薬剤による作物保護が重要な作業になってきたわけであるが、特に道楽で生まれた園芸作物には病害に弱いものが多い。これは久作が天の川(Lannesiana electa)が天狗巣病に弱く切り枝として生育が阻害されることに対して育種という方法を用いたものである。
 写真は八重久作(lannesiana DoubleQsaku)のものであり天の川(Lannesiana electa)は母親である。

八重久作は天狗巣病にかからないものではない。
罹病するのだが、罹病箇所がすぐに枯れてしまい全体を守るのである。
こんな防御の形態もあるのかと感心する。
左で枯れているのが天の川(Lannesiana electa)
右で咲いているのが八重久作(lannesiana DoubleQsaku)
左で病気から回復しても売り物にならない天の川

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