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シナミ桜 Prunus Pauciflora Bunge

 根は細かくひげ根である。樹木の寿命は短く、根からの吸枝により樹体を更新して固体を保つ。主幹系の樹体にこだわらず根元から生える新しい木を作り更新していくほうが好ましい。
化学肥料に耐える。夏の高温でも生育が衰えることがない。多湿にも強いが、胴枯れ病に弱い。根が呼吸困難で枯れることがおおい。
 虫もかなり好んでつく。高温・高湿度に強いが、根元水浸しと乾燥に強いとはいえない。
 ミネラル欠乏に弱く葉の色が薄くなったり、いきなり黄色くなって落葉したりするので土壌の施肥には気を配る。
 また巨木でない立ち木でも、根元を踏まれるのは良くない。細かい根は表土を広がるため踏まれるたび根が切れる。

2006/11/04 シナミ桜のF1

栽培していると明らかに敬翁桜はこの部類に属していることが分かる。