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 姫富士桜   小豆桜

 湿害に強く、水田などでの栽培に耐える。
肥料、はやればよく効く、ということはやりすぎると根が焼け枯れてしまう。肥えた土壌でも痩せた土壌でも適応して育ってくれる。最も扱いやすい桜といえる。
 根は主根の周りに側根が伸びる形式で地上部より地下部のほうが頑丈である。
従って台風、豪雪に強いが、鼠や害虫の被害を受ける。
水分過多に強いため、樹脂病のおそれはない。
桜天狗巣病にも強いようである。また胴枯れ病での枯死個体も見たことがない。
 ただし、雑種はこの限りではない。上記評は園芸品種には適応しない。
 御殿場富士桜、おしどり桜など園芸品種も多く巨大化せず庭において2−3年で早く咲く桜としてかなり普及している。
惜しむらくは花の開花期間が短い。樹皮の色が美しくない。などの欠点があるためまだまだ改良は続くと思われる桜だ。
改良により開花期間が長くなる、樹皮が褐色に照り輝く、様々のパターンの花の品種が生まれるなどして、鉢植え庭木としてさらに発展すると思われる。


 当農場で使用した姫富士桜は、千葉大学の岩佐先生が、三つ峠で採取した、白と、額の赤い2品種の野生品種を、山形大学の鈴木洋先生に譲り受けて試験栽培改良に供しています。