くノ一

　敬翁桜を母系に持ち促成開花に優れているが、促成すると花の顔がかなり違う。
ほぼ、敬翁桜の特性を引くので学名的には敬翁桜に分類したい。
　以下は露地開花の写真。
　かねてより大輪の切花用八重品種が要望されていたが、１－２月の八重促成用には「春月花」を出しており、大輪部分にひとつ投入したかった。大聖夢より生育がよく、切り枝しても惜しくない程度に伸びて、切り衰えないもの。それらの条件を満たしている。
　蕾が蓮の花のように膨らんでくるので、極楽をイメージしてしまっていた。かなり、はではでな桜ではないかと思う。

　1月から切り枝促成可能だが、早出しすると花が小さくなり、１月では春月花のほうが花の節が多く見事に見える。
他の八重咲き品種が出るころに、花もちのよさと花つきのよさ、花の大きさで競うべき品種だ。
　２０１1年 F&Gガーデンショウに出展予定していたが、東日本大震災で一年遅れになって今年２０１２年展示予定。千葉の幕張でなまを見てくれ。展示会場で苗の即売も予定してくだすっているので早く見たい方は「園芸文化協会コーナー」でお早めに花芽の着いている苗をお求めください。

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