接ぎ木について
 接木は以下の道具で行っています。切り出しを昔は用いていたようですが、両とぎのステンレスナイフのほうが切れもいいので紙やすりで磨ぎながら使っています。剪定はさみは台木を切るときに用います。


道具
右から
接木テープ 一定長さに切っておくと巻きやすい。
剪定はさみ
ナイフ
台木の頭をスポッと切ります。
穂木をとってきます。
3芽つけて一番下の目はナイフで皮をむくとき落とします。
こんな感じに、削るというよりも、皮を薄くむく感じです。
この穂木は乾かないように口に咥えます。水につけたり、薬剤につけたりしましたが咥えるのが最もいいようです。
台木を薄く皮を辺部だけまっすぐ下に切り裂きますが、穂木の削った長さと穂木の太さを足した長さにしてください。
台の辺部と穂木の辺部、正確には形成層を合わせてはめ込みます。
ぴったり突っ込んで
乾燥しないように接木テープで側面をぴっちり巻きます。なるべく少ない回数でピシッと締めたほうが、ごろごろ巻きつけるよりいいんです。
横の後は台木の上も乾燥しないようにぴっちり巻きます。
これができない人は接ぎろうを塗ります。接ぎろうとはろうと松脂を混ぜて溶かしたべとべとのものですが、なければろうとてんぷら油を混ぜて溶かしてべとべとにしたものでもいいんです。
テープはぴっちり結んでおしまい。6ヶ月後にはテープももろくなっていることでしょう。
活着したらテープはとりましょう。

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